KOSUDO NEW TOWN -古いまち、新しいまち-
舟運で栄えた在郷町、小須戸。時代に取り残された古い商店街は一方で、往時の繁栄を今に伝える「町屋」が注目を集め、近年は町屋をリノベーションした新店舗の出店等も続きました。
古さと、新しさ。二つの側面を持つこのまちは、国内外から訪れたアーティストの目にどう映り、そこから彼らは何を創り出すのでしょうか。今ここで生まれるアートと、人や建物との出会いを楽しみながら、このまちの昔と今とこの先を、ぜひ感じてみてください。
参加アーティスト
アーティストが一定期間地域に滞在し、リサーチや作品の制作・展示等を行う取り組みを「アーティスト・イン・レジデンス」と呼びます。プロジェクトでは公募で決定した2組の参加アーティストが、9月中旬以降、「町屋ラボ」を拠点に活動します。
■足立あゆみ
1972年 兵庫県西脇市生まれ。1994年、大阪芸術大学総合芸術学部・絵画コース・造形ゼミ卒業。1996年より香港を拠点に活動。1994年より個展・グループ展を日本 •香港・台湾・マカオ・中国にて開催。2010年より国際アートフェアーに作品出展。フォーシーズンズホテル(香港)・シャングリラホテル(東京・広州・天津)などコミッションワーク常設。
■OSG(新屋伶子+久留島咲)
私たちのユニット“OSG”では、非日常的な体験と日常生活が混在する温泉街のような空間に目を向けている。旅先では、安心感や開放感を得られる一方で、孤独や羞恥心を感じることがある。これら異なる感情を二極化せずに織り交ぜた作品制作を行っている。
このような作品を残すことは、旅先での様々な出会いや思い出を形として残すこと、すなわち土産物やお返しに近いものであろうと考える。旅先での一瞬一瞬を掴み取りながら、私たちは“温泉街”を更新していく。
EXHIBITION MAP 作品展示会場
イベントスケジュール
10/12(sat) 14:00~15:30
作家とめぐる作品解説ツアー
町屋ラボに集合後歩いて各会場を移動
参加アーティストとともに展示会場を巡り、解説を聞きながら作品を鑑賞します。参加費無料・申込不要。
10/12(sat) 17:00~19:00
オープニングトーク:新潟市のAIRを語る
会場:栄森酒店
新潟市内各地で行われているアーティスト・イン・レジデンス(AIR)の取り組みの現状や課題、今後の可能性について、ゲストを招いて語ります。
ゲスト
小川弘幸氏(新潟市芸術創造村・国際青少年センター統括兼文化芸術活動支援事業ディレクター)
本間智美氏(Art unit OBI 建築家)
参加費 ワンドリンク付き500円(定員:先着10名程度)
11/4(mon) 13:30~15:00
クロージングトーク:アーティストの“場所”と“制作”
会場:CAFE GEORG
生活圏と違う場所での制作と、生まれ育った地元での制作の違いとは。アーティストにとっての“場所”と“制作”について、プロジェクト発足時から関わる美術家・南条嘉毅氏からお話しを伺います。
ゲスト
南条嘉毅氏(美術家)