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構成と特徴

プロジェクトの構成

小須戸ARTプロジェクトは大きく分けて「作品展示」、「ワークショップ」、「トークイベント」の3つで構成されています。

各事業の詳細は各年度の「プロジェクトの記録」をご覧ください。

南条嘉毅:砂利船(水と土の芸術祭2012展示作品、撮影:風間源一郎).jpg
作品展示
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ワークショップ
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トークイベント

【作品展示】

地域外から公募で招聘した美術作家が滞在制作を行い、​小須戸本町通り周辺の町屋や店舗等の空きスペース等に、現代アート作品を展示・公開。

【ワークショップ】

過去にプロジェクトに参加した作家などが講師となり、地域資源を活かしつつ、制作活動の一端を体験できるワークショップを開催。

【トークイベント】

2016年以降、地域におけるアートプロジェクトの在り方や、今後の方向性を考えるために、アーティストや有識者等をゲストに招いてトークイベントを実施。

プロジェクトの特徴

小須戸ARTプロジェクトの特徴は、「①町屋を活用したAIR」、「②作家の継続的なプロジェクト参加」、「③作家のネットワークによる新たな交流機会の創出」、「④新潟市新津美術館との連携」、「⑤水と土の芸術祭との連動」の5つと考えています。

①町屋を活用したAIR

築100年を超える「町屋」を活用したコミュニティスペースである「町屋ギャラリー薩摩屋」を活用したAIR(Artist In Residence)を行ってきました。風情ある町屋の建築空間、建物に残された昔懐かしい道具類、川湊町としての歴史や文化の残る周辺地域から着想を得て、2013年以降多くの作家が様々な作品を制作してきました。

 

2018年には、プロジェクトの一環で、より作家の滞在制作活動に特化した拠点として「町屋ラボ」の整備・公開を行い、滞在制作の環境徐々に整えています。

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②作家の継続的なプロジェクト参加

プロジェクトでは、一度AIRに参加した作家が、翌年にWSの講師として、あるいはトークイベントのゲストとして、継続的に地域を訪れ、プロジェクトに参加する機会を提供してきました。

毎年のように地域を訪れる作家もおり、作家と住民の交流が進んできました。その結果、アートプロジェクト以外の形で作家と住民との関係性が継続したことで、個店の商品開発や、薩摩屋での作家からの持ち込み企画の提案・実現などにもつながっています。

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③作家のネットワークによる新たな交流機会の創出

プロジェクト参加作家の中には、それぞれが各地で拠点を持っていたり、プロジェクトを行っていたりします。そうした場所や企画の中で、プロジェクトの繋がりを活かした交流機会を創出してきました。

2014年度、2016年度の「東京で小須戸」、2016年度以降の「京都で小須戸」などは、このプロジェクトや地域についての情報を、地域外に発信する機会にもなってきました。

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④新潟市新津美術館との連携

町屋ギャラリー薩摩屋は、同じ秋葉区内にある文化施設である新潟市新津美術館と連携を図っており、当プロジェクトでもその連携を活用しています。

これまでに「薩摩屋ARTプロジェクト2013」や「小須戸ARTプロジェクト2017」では、町屋ギャラリー薩摩屋に加え、新津美術館の市民ギャラリーを利用した展示などを行いました。

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⑤水と土の芸術祭との連動

プロジェクトは2014年以降、新潟市で3年に1度開催される「水と土の芸術祭」や、それに向けて毎年行われる「市民プロジェクト」の一環として行ってきました。

​プロジェクトの継続と内容の充実に伴い、水と土の芸術祭の際には公式図録にプロジェクトの情報が大きく掲載されたり、プロジェクトを巡るバスツアーが企画される等、芸術祭本体の枠組みの中での連動が図られました。

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