まだ見たことのない小須戸をさがして
2013年11~12月に実施した「薩摩屋ARTプロジェクト」。2014年度は「小須戸ARTプロジェクト2014」として実施します。
「小須戸ARTプロジェクト2014」は、「薩摩屋」を中心としつつも、周辺の町屋を改装したお店やカフェなども新たに展示会場として活用を図り、また同時に複数の作家が異なる会場で作品を公開することで、「小須戸」の地域全体を舞台としたアートイベントとなります。アートを媒介に、場所と場所、場所と人、そして来訪者や参加作家、地域の人々といった人と人の間で、今後につながる様々なつながりが生まれることを目指します。また、プロジェクトでは同時に、来年度に控えた新潟市「水と土の芸術祭2015」の開催に向けた機運醸成を図り、合わせてプロジェクトで制作された作品を「芸術祭」本番まで継続展示する可能性も検討するなど、参加作家への作品発表の機会提供も図ります。
※新潟市みずつち文化創造2014市民プロジェクト採択事業
本プロジェクトは新潟市みずつち文化創造2014市民プロジェクトに採択され、新潟市からの助成金を受けて実施しています。
会期:2014年9月15日~10月3日(展示準備期間)、10月4日~10月19日(展示公開期間)
会場:町屋ギャラリー薩摩屋、旧割野屋、あかり庵、町屋カフェわかば、栄森酒店、CAFE GEORG
主催:小須戸コミュニティ協議会
小須戸ARTプロジェクト2014
アート作品ギャラリー
■会場No.1 町屋ギャラリー薩摩屋 (新潟市秋葉区小須戸3394)
公開時間 10 時~ 18 時(土日祝)、 10 時~ 16 時(平日)
定休日 14 日、15 日、16 日
<展示作品>
飯沢 康輔 時の流れのしずくとかたまり、無限注:川
荻原 貴裕 白紙
■会場No.2 あかり庵 (新潟市秋葉区小須戸3617)
公開時間 11 時~ 14 時、17 時~ 19 時、定休日 6 日、13 日、14 日
<展示作品>
吉野 祥太郎 信濃川 - 記憶 -
南条 嘉毅 信濃川(連作一部)
鈴木 泰人 小須戸町
橋本 直明 残像
■会場No.3 栄森酒店 (新潟市秋葉区小須戸3642-7)
公開時間 9 時~ 19 時 定休日 期間中無休
<展示作品>
飯沢 康輔 In the deep forest.
■会場No.4 町屋カフェわかば (新潟市秋葉区小須戸3602)
公開時間 10 時~ 16 時、定休日 期間中無休
<展示作品>
荻原 貴裕 白神愛乃庭 - レジャーな石庭+町屋カフェわかば-
※期間中、プロジェクト特別メニューあり。6 日、13 日は特別メニュー限定の営業
■会場No.5 旧割野屋 (新潟市秋葉区小須戸3608)
公開時間 10 時~ 16 時、定休日 6 日、7 日、14 日
<展示作品>
吉野 祥太郎 1922 - 2014、その土地の記憶を汲む、紡ぐ
■会場No.6 Cafe GEORG (新潟市秋葉区小須戸3446 番地1)
公開時間 10 時30 分~ 17 時、定休日 5 日、6 日、12 日、13 日、19 日
<展示作品>
飯沢 康輔 コップの中に残るもの(「ことばかぞえ」より)
WS・イベント
作家による作品解説ツアー小須戸ART プロジェクト2014 の皮切りに、作品の解説ツアーを行った。6 か所の会場を移動し、全13 の作品を作家自身の言葉で解説してもらう、贅沢なひとときを過ごした。 ■日時 10 月4 日(土) 午前10 時~正午 ■会場 展示会場各所 | 綿布とインクでつくるランプシェード綿布にインクを染み込ませる、色遊び。灯すとカラフルな模様が浮かび上がるランプシェードを制作した。 ■日時 10 月5 日(日) 午前10 時~ 12 時30 分頃 ■会場 町屋ギャラリー薩摩屋 ■参加者 11 名 ■講師 鈴木 泰人 | みなさん お茶 しませんか?レジャーな石庭でプロジェクト限定メニューを楽しもう!当日は作家本人が店員となり、皆さんをおもてなし! ■日時 10 月5 日(土) 午後2 時~ 4 時頃 ■会場 町屋カフェわかば ■参加者 14 名 ■講師 荻原 貴裕 |
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インパクト抜群のMyT シャツ制作身近な画像を取り込んで、ステンシルの技法を体験。インパクトのあるオリジナルT シャツを制作した。 ■日時 10 月18 日(土) 午後2 時~ 4 時30 分頃 ■会場 町屋ギャラリー薩摩屋 ■参加者 6 名 ■講師 橋本 直明 | 土絵具で町屋バッグの制作薩摩屋の土を乾かして作った土絵具を使った制作体験。町を歩いて見つけた形を描き、小須戸の” 町屋バッグ” を制作した。 ■日時 10 月11 日(土) 午前10 時~ 12 時30 分頃 ■会場 町屋ギャラリー薩摩屋 ■参加者 9 名 ■講師 南条 嘉毅 | 大地に水で絵を描こう(水遊びから絵画へ)広いグラウンドをキャンバスにして、水でお絵かき。グラウンドに手分けして大きな象の絵を描き、参加したみんなで完成した絵を上から眺めた。 ■日時 10 月19 日(日) 午後1 時30 分~ 2 時30分 ■会場 小須戸小学校 グラウンド ■参加者 25名 ■講師 飯沢 康輔 |
オリジナル妖怪を描こう子どもたちがオリジナルの妖怪を描いた。机や鉛筆など、身近なものを題材に描かれた個性的な妖怪達は、作品「白紙」の一部となる。 ■日時 10 月19 日(日) 午後1 時30 分~ 2 時30分 ■会場 小須戸小学校 2 階図工室 ■参加者 5 名 ■講師 荻原 貴裕 | 絵の具爆弾を作ろう水風船に絵具の入った水を入れて” 絵の具爆弾” を作り、壁に投げつけ、遊具の上から地面に叩きつけ、紙の上で爆発させて楽しんだ。 ■日時 10 月19 日(日) 午後1 時30 分~ 2 時30分 ■会場 小須戸小学校 小グラウンド ■参加者 35名 ■講師 吉野 祥太郎 |
東京で小須戸
■開催趣旨
小須戸ART プロジェクト2014 が開催されるにあたり、東京と小須戸を結び情報の共有や発信 を目的として新宿の曙橋にあるアーティスト・ラン・スペース S.Y.P にて” 東京で小須戸 —小須戸ART プロジェクト in 東京―” を平行開催することとなりました。
今展覧会では、昨年度の参加作家3名と今年度の参加作家2名の計5名による小須戸での活動とそれぞれの作家達の活動を紹介していきます。会期中は、今年度の制作作品に関連する作品はもちろん、昨年度の作家達による滞在型公開制作を行います。他地域との同時進行型の制作風景や、制作途中の作品を公開しながら完成に近づいていくなど、普段、ギャラリーなどではあまり観ることのできない内容となっております。地方で開催されるアートプロジェクトが多くなっている中、その活動を東京で感じることができる展覧会になることと思います。ぜひ、この機会にご高覧ください。
(小須戸ART プロジェクト2014 参加作家5 名による自主企画として実施)
■参加アーティスト
南条 嘉毅/鈴木 泰人/橋本 直明/荻原 貴裕/吉野 祥太郎
■会 期
10月11、12、18、19、25、26 日(土日のみ開廊) 午後1 時〜 8 時
■会 場 S.Y.P
〒162-0065 新宿区住吉町10-10
最寄り駅 都営新宿線 曙橋駅A2 出口から徒歩3分
※入場無料
※今年度参加作家の荻原貴裕・吉野祥太郎は10 月20 日に小須戸から戻る
ため、25、26日のみの作品展示になります。
■トークイベント 10 月26(日) 午後4 時〜 5 時
トークテーマ
~どうなの!? 芸術祭、見えぬ将来像(毎日)~
新潟市の小須戸町で制作、展示を終えた直後の作家と、その前身となるアートプロジェクトに関わった作家がゼロから起こそうとした小須戸アートプロジェクトにどんな気持ちで関わり、そして何を展望するのか!?
様々な物語を抱えながらプロジェクトを支えた住民を招いて行う東京での対談企画、改めて地域プロジェクトを考える機会と巻き込まれて行った現場の声、隣人挨拶からメディアに至るまでを参加して感じて頂ければと思います。
○参加アーティスト・ゲスト
南条 嘉毅・鈴木 泰人・橋本 直明・荻原 貴裕・吉野 祥太郎・石田 高浩(小須戸ART プロジェクトより)